本日、ウェブ上の 100 万を超える主要なオリジンを対象とした新しい Chrome ユーザー エクスペリエンス レポートを発表します。このレポートは、Chrome Developer Summit 2017 で発表されたもので、ウェブ上の人気サイトの重要なユーザー エクスペリエンス指標の公開データセットです。
新しいデータセットに含まれるすべてのデータは、2017 年 11 月に収集された実際のユーザー測定値を反映しています。CrUX のパフォーマンス データは、世界中のさまざまなハードウェアとネットワークの状況で Chrome ユーザーが実際に経験した実際の測定に基づいています。今後、ウェブ上のトレンドやユーザー エクスペリエンスの変化に関する分析情報を提供するために、新しいレポートを毎月リリースする予定です。
CrUX の主な目的は、ウェブ上の実際のユーザー エクスペリエンスの傾向をマクロレベルで分析し、パフォーマンス分析の範囲を個々のページやウェブサイトを超えて拡大することです。コミュニティがこのデータを試し始めているのを見ると、とてもワクワクします。たとえば、次のような試みが行われています。
Dexecure は、CrUX データに基づいて新しいサイト エクスペリエンスのベンチマークをテストしています。これにより、接続タイプ間でのユーザー エクスペリエンスの違いを比較したり、地域別の影響を推定したりできます。
HTTP Archive に、CrUX を活用した新しい読み込みレポートが追加されました。このレポートでは、モバイル デバイスとデスクトップ デバイスの間で、読み込みに関する重要なユーザー エクスペリエンス指標をマクロレベルで比較できます。
データセットの形式、アクセス方法、分析のベスト プラクティスについて詳しくは、デベロッパー向けドキュメントをご覧ください。質問やフィードバックがある場合は、ディスカッションに参加してください。拡張されたデータセットで皆様がどのようなものを構築されるか、楽しみにしております。