Chrome 139 の新機能

公開日: 2025 年 8 月 5 日

Chrome 139 は現在ロールアウト中であり、この投稿では、このリリースにおける主な機能の一部を紹介します。Chrome 139 のリリースノート全文をご覧ください。

このリリースのハイライトは次のとおりです。

オンデバイス ウェブ音声認識 API

Web Speech API にオンデバイス音声認識のサポートを追加します。

ウェブサイトは、特定の言語のオンデバイス音声認識の利用可能性をクエリし、オンデバイス音声認識に必要なリソースをインストールするようユーザーに促し、必要に応じてオンデバイス音声認識とクラウドベースの音声認識を選択できます。この追加により、ウェブサイトは音声と文字起こしされた音声が処理のためにサードパーティのサービスに送信されないようにすることができます。

CSS の角の形状

角の形状または曲率を指定することで、既存の border-radius に加えて、CSS で角のスタイルを設定できるようになりました。これにより、スクエアクル、ノッチ、スクープなどのシェイプを作成し、それらの間でアニメーション化できます。詳しくは、Amit Sheen のこちらの投稿をご覧ください。

CSS カスタム関数

カスタム関数はカスタム プロパティに似ていますが、単一の固定値を返すのではなく、他のカスタム プロパティ、パラメータ、条件に基づいて値を返します。

CSS 関数は @function ルールを使用して定義され、CSS カスタム関数と mixin の仕様の一部です。

@function --negate(--value) {
result: calc(var(--value) * -1);
}

div {
--gap: 1em;
margin-top: --negate(var(--gap));
}

その他

もちろん、他にもたくさんあります。

  • 複数のサブドメインとトップレベル ドメインを制御するサイトを、"scope_extensions" ウェブアプリ マニフェスト フィールドを使用して 1 つのウェブアプリとして表示できるようになりました。
  • Chrome は、WHATWG mimesniff 仕様で定義されているすべての有効な JSON MIME タイプを認識するようになりました。
  • request-close 呼び出し元コマンドは、requestClose() JavaScript イベントの機能を宣言型呼び出し元コマンド API に取り込みます。

関連情報

ここでは、主なハイライトの一部のみを取り上げます。Chrome 139 のその他の変更については、以下のリンクをご覧ください。

登録

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Chrome 140 がリリースされたら、Chrome の新機能についてお知らせします。