Chrome 141 の新機能

公開日: 2025 年 9 月 30 日

Chrome 141 がリリースされました。この投稿では、今回のリリースに含まれる主な機能をご紹介します。Chrome 141 のリリースノート全文をご覧ください。

このリリースのハイライトは次のとおりです。

IndexedDB の getAllRecords()getAll()getAllKeys() の方向オプション

IndexedDB の IDBObjectStoreIDBIndexgetAllRecords() メソッドを使用できるようになりました。また、getAll()getAllKeys() に方向パラメータを追加します。この機能により、カーソルを使用した既存の代替手段であるイテレーションと比較して、特定の読み取りパターンを大幅に高速化できます。あるテストでは、Microsoft プロパティのワークロードで 350 ミリ秒の改善が見られました。

getAllRecords() メソッドは、両方の主キーと値を同時に列挙することで、getAllKeys()getAll() を結合します。IDBIndex の場合、getAllRecords() は主キーと値に加えて、レコードのインデックス キーも提供します。

WebRTC Encoded Transform(V2)

この API を使用すると、RTCPeerConnection を通過するエンコードされたメディアを処理できます。Chrome では、この API の初期バージョンが 2020 年にリリースされました。その後、仕様が変更され、他のブラウザ(Safari は 2022 年、Firefox は 2023 年)で更新版がリリースされました。このリリースにより、Chrome は Interop 2025 の一環として更新された仕様に準拠します。

ネストされた <svg> 要素のプレゼンテーション属性として幅と高さをサポート

この機能は、SVG マークアップと CSS の両方で、ネストされた <svg> 要素に幅と高さをプレゼンテーション属性として適用することをサポートします。このデュアル アプローチにより、柔軟性が高まり、複雑なデザイン内で SVG 要素をより効率的に管理およびスタイル設定できます。

関連情報

ここでは、主なハイライトの一部のみを取り上げます。Chrome 141 のその他の変更については、以下のリンクをご覧ください。

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Chrome 142 がリリースされたら、Chrome の新機能についてお知らせします。