プライバシーとユーティリティのメリットをより明確に示すため、Trust Token API の名前が Private State Token API に変更されます。
名前を変更
これまで「トラスト トークン」と呼ばれていたものは、今後は「プライベート ステート トークン」と呼ばれるようになります。
プライベート ステート トークンを使用することで、ユーザーの信頼度をあるコンテキストから別のコンテキストに伝えることができ、サイトはパッシブ トラッキングを行わずに不正行為を防止し、bot と人間を区別できます。
名前変更が必要な理由
「Trust Tokens API」という名前は、API を使用してウェブサイトがトークンを発行し、ユーザーに対する信頼レベルを示すことを示すために、最初に選ばれました。トークンは、他のウェブサイトのアクティビティに利用できます。それ以降、この名前が原因で、API がブラウザによって決定された信頼のシグナルを提供していると誤解されているというフィードバックが寄せられています。「信頼」という言葉はサイトによって意味が異なり、トークンを発行するウェブサイトが信頼のシグナルを決定します。
プライバシーと利便性のメリットをより明確に示すため、Trust Token API の名前を Private State Token API に変更しました。
この API は少量のストレージを提供します。これにより、組織はプライバシーを保護しながら、あるコンテキスト(トークン発行)から別のコンテキスト(トークン利用)に情報を伝達できます。トークンは、暗号の盲人署名などの手法を使用してユーザーの ID を保護するように設計されています。
意見交換とフィードバックの提供
- デモ: 信頼トークンの送信元トライアルは終了しているため、デモは機能しませんが、信頼トークンの発行と利用のコードは引き続き表示できます。
- GitHub: 提案の確認、質問の投稿、意見交換を行えます。
- W3C: 不正行為防止コミュニティ グループで業界のユースケースについて意見を交換してください。