WebGPU の新機能(Chrome 114)

François Beaufort
François Beaufort

JavaScript を最適化する

Chromium のコントリビューターは、V8 JavaScript エンジンで生成されたコードから Blink レンダリング エンジンの C++ ハンドラを呼び出すオーバーヘッドを削減することで、GPUComputePassEncoderGPURenderPassEncoderGPUCommandEncoder メソッドの WebGPU のパフォーマンスを向上させました。問題 chromium:1417558 をご覧ください。

次の microbenchmark は、JavaScript からの呼び出しの CPU 時間が 10K 描画あたり約 0.5 ms から 10K 描画あたり約 0.3 ms に減少していることを示しています。これは 40% の改善です。

<ph type="x-smartling-placeholder">
</ph> 高速呼び出しの改善を示す Chrome ブラウザのベンチマーク グラフのスクリーンショット。 <ph type="x-smartling-placeholder">
</ph> 高速呼び出しの改善を示す Chrome のベンチマーク グラフ(出典)。

未設定のキャンバスの getCurrentTexture() が InvalidStateError をスローする

未設定のキャンバスで GPUCanvasContext getCurrentTexture() メソッドを呼び出すと、WebGPU の仕様に従って OperationError ではなく InvalidStateError がスローされるようになりました。問題 chromium:1424461 をご覧ください。

const context = document.querySelector("canvas").getContext("webgpu");
context.getCurrentTexture(); // Throws InvalidStateError

WGSL の最新情報

AbstractInt のゼロ入力ベクトルは、vec2()vec3()vec4() として記述できるようになりました。問題の色合い:1892 をご覧ください。例:

  • 現在の vec2(): vec2(0,0)
  • 現在の vec3(): vec3(0,0,0)
  • 現在の vec4(): vec4(0,0,0,0)

夜明けの最新情報

エラー メッセージの改善

無効なオブジェクトの記述子ラベルは削除されないため、エラー メッセージで確認できます。問題 dawn:1771 をご覧ください。

Node.js 用の不足している API を追加する

GPUAdapter::requestAdapterInfo() メソッドと GPUBuffer::getMapState() メソッドが Node.js 用に実装されました。問題 dawn:1761 をご覧ください。

WebGPU の新機能

WebGPU の新機能」シリーズに記載されている全内容のリスト。

Chrome 128

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