FedCM API のカスタマイズとオプトアウト

ユーザーは、ニーズに合わせて FedCM API を微調整できる必要があります。このページでは、FedCM API を管理およびカスタマイズする方法について説明します。

ユーザー コントロール

ユーザーはパッシブ モードで FedCM を有効または無効にできます。ログイン リクエストはユーザー操作によって開始され、ブラウザがユーザーのログインフローの完了を支援するため、アクティブ モードには影響しません。ユーザーは、プラットフォームごとに FedCM 設定を個別に構成できます。

パソコン版 Chrome

ユーザーは、パソコン版 Chrome の FedCM を chrome://settings/content/federatedIdentityApi で有効または無効にできます。

パソコン版の Chrome の設定で [サードパーティのログイン] をオンに切り替えることで、FedCM を有効にできます。
Chrome の設定で FedCM を有効にする

Chrome(Android)

Android 版 Chrome で FedCM を有効または無効にするには、Chrome の [設定] > [サイト設定] > [サードパーティのログイン] に移動して、切り替えボタンを変更します。

手動での終了とプロンプトのクールダウン期間

ユーザーが UI を手動で閉じると、設定 UI にエントリが一時的に追加され、一定期間、同じウェブサイトで UI が表示されなくなります。期間が終了すると UI は再度有効になりますが、連続して閉じると期間は指数関数的に延長されます。たとえば、Chrome では次のようになります。

連続して閉店した回数 FedCM プロンプトが抑制される期間
1 2 時間
2 1 日
3 1 週間
4+ 4 週間

他のブラウザでは、独自の異なるクールダウン期間が定義されている場合があります。

ユーザーは RP で FedCM を手動で再度有効にできます。これには次の 2 つの方法があります。

  • ユーザーは chrome://settings/content/federatedIdentityApi に移動して、[サードパーティのログイン メッセージの表示を許可しないサイト] リストから RP を削除できます。

    サードパーティのログイン メッセージの表示を許可しないサイトを表示する UI。
    Chrome の設定: サードパーティのログイン メッセージの表示を許可しないサイトのリスト。
  • ユーザーは PageInfo UI(URL バーの横にある設定アイコン)をクリックして、[サードパーティのログイン] で権限をリセットできます。

    [サードパーティのログイン] をオンに切り替えて、URL バーで FedCM を有効にします。
    [サードパーティのログイン] の値を切り替えて FedCM を有効にする