アーキテクチャごとに異なる Service Worker 戦略

ウェブ向けのビルドでは、注意すべきアーキテクチャ スタイルがいくつかあります。

たとえば、「従来型」のウェブサイト(マルチページ アプリケーション(MPA)とも呼ばれます)は、ユーザーが従来のナビゲーション リクエストで移動するページの集まりです。静的サイトはこのアーキテクチャ スタイルの好例です。ブログやマーケティング ウェブサイトなどの CMS ベースのウェブサイトもこのスタイルの一例です。

2 つ目の要素は、最初のナビゲーション リクエストだけとなる「最新の」シングル ページ アプリケーション(SPA)スタイルです。SPA アーキテクチャでは、最初のナビゲーション リクエスト(サーバーサイド API によって提供されるデータが入力される)で最小限のマークアップを提供する傾向があります。このデータはその後の移動ごとに、クライアント側のルーターによって提供されるクライアント側でレンダリングされるマークアップで示されます。

どのスタイルを使用する場合でも、特定のアーキテクチャを適切な Service Worker 実装に合わせることが、高い信頼性とパフォーマンスを確保するための鍵となります。Service Worker のオープンエンド設計(および Workbox by 拡張機能)により、アセットのリクエストの処理方法に多くの柔軟性がもたらされ、お好みのアーキテクチャ スタイルに合わせてテクノロジーをカスタマイズできます。

まず、SPA との併用に最適な Service Worker のビルドに必要なものについて説明します。そして、ブラウザのデフォルトのナビゲーション スキームを拡張して超高速レンダリングを提供できるパターンを試す準備ができたら、マルチページ アプリケーション用のストリーミング Service Worker の構築に関するガイドをご覧ください。