JavaScript を最適化する
Chromium のコントリビューターは、V8 JavaScript エンジンで生成されたコードから Blink レンダリング エンジンの C++ ハンドラを呼び出すオーバーヘッドを削減することで、GPUComputePassEncoder
、GPURenderPassEncoder
、GPUCommandEncoder
メソッドの WebGPU のパフォーマンスを向上させました。問題 chromium:1417558 をご覧ください。
次の microbenchmark は、JavaScript からの呼び出しの CPU 時間が 10K 描画あたり約 0.5 ms から 10K 描画あたり約 0.3 ms に減少していることを示しています。これは 40% の改善です。
<ph type="x-smartling-placeholder">未設定のキャンバスの getCurrentTexture() が InvalidStateError をスローする
未設定のキャンバスで GPUCanvasContext
getCurrentTexture()
メソッドを呼び出すと、WebGPU の仕様に従って OperationError
ではなく InvalidStateError
がスローされるようになりました。問題 chromium:1424461 をご覧ください。
const context = document.querySelector("canvas").getContext("webgpu");
context.getCurrentTexture(); // Throws InvalidStateError
WGSL の最新情報
AbstractInt のゼロ入力ベクトルは、vec2()
、vec3()
、vec4()
として記述できるようになりました。問題の色合い:1892 をご覧ください。例:
- 現在の
vec2()
:vec2(0,0)
- 現在の
vec3()
:vec3(0,0,0)
- 現在の
vec4()
:vec4(0,0,0,0)
夜明けの最新情報
エラー メッセージの改善
無効なオブジェクトの記述子ラベルは削除されないため、エラー メッセージで確認できます。問題 dawn:1771 をご覧ください。
Node.js 用の不足している API を追加する
GPUAdapter::requestAdapterInfo()
メソッドと GPUBuffer::getMapState()
メソッドが Node.js 用に実装されました。問題 dawn:1761 をご覧ください。
WebGPU の新機能
「WebGPU の新機能」シリーズに記載されている全内容のリスト。
Chrome 128
- サブグループのテスト
- ラインとポイントの深度バイアス設定のサポート終了
- 未キャプチャ エラーの DevTools の警告を PreventDefault で非表示にする
- WGSL はまずサンプリングを補間
- 夜明けの最新情報
Chrome 127
Chrome 126
- maxTextureArrayLayers の上限を引き上げる
- Vulkan バックエンドでのバッファ アップロードの最適化
- シェーダーのコンパイル時間の改善
- 送信するコマンド バッファは一意である必要があります
- 夜明けの最新情報
Chrome 125
Chrome 124
Chrome 123
- WGSL での DP4a 組み込み関数のサポート
- WGSL の無制限のポインタ パラメータ
- WGSL で複合要素を逆参照するための糖衣構文
- ステンシル アスペクトと深度アスペクトの読み取り専用状態を分離
- 夜明けの最新情報
Chrome 122
Chrome 121
- Android で WebGPU をサポートする
- Windows でのシェーダーのコンパイルに FXC ではなく DXC を使用
- コンピューティング パスとレンダリング パスでのタイムスタンプ クエリ
- シェーダー モジュールへのデフォルトのエントリ ポイント
- GPUExternalTexture 色空間として display-p3 をサポートする
- メモリヒープ情報
- 夜明けの最新情報
Chrome 120
Chrome 119
- フィルタ可能な 32 ビット浮動小数点のテクスチャ
- unorm10-10-10-2 頂点形式
- rgb10a2uint テクスチャ形式
- 夜明けの最新情報
Chrome 118
copyExternalImageToTexture()
での HTMLImageElement と ImageData のサポート- 読み取り / 書き込みと読み取り専用のストレージ テクスチャの試験運用版サポート
- 夜明けの最新情報
Chrome 117
- 頂点バッファの設定解除
- バインド グループの設定解除
- デバイスが失われた場合の非同期パイプライン作成のエラーをミュート
- SPIR-V シェーダー モジュールの作成に関するアップデート
- デベロッパー エクスペリエンスの向上
- 自動生成されたレイアウトを使用したキャッシュ パイプライン
- 夜明けの最新情報
Chrome 116
- WebCodecs の統合
- GPUAdapter から返されたデバイスの紛失
requestDevice()
importExternalTexture()
が呼び出された場合に動画の再生をスムーズにする- 仕様の適合性
- デベロッパー エクスペリエンスの向上
- 夜明けの最新情報
Chrome 115
- サポートされている WGSL 言語の拡張機能
- Direct3D 11 の試験運用版サポート
- AC 電源でデフォルトでディスクリート GPU を取得
- デベロッパー エクスペリエンスの向上
- 夜明けの最新情報