[メモリ] パネルには診断ツールがあり、JavaScript オブジェクトのメモリ分布の確認、メモリリークの検出と切り分け、関数別のメモリ割り当ての内訳の確認などを行えます。
概要
[Memory] パネルでは、3 種類のプロファイルをキャプチャできます。これらのプロファイルの種類は、さまざまな視点からスナップショットを示し、さまざまなユーティリティを提供します。
- ヒープ スナップショット。ヒープ スナップショットには、ページの JavaScript オブジェクトと関連する DOM ノードのメモリ分布が表示されます。
- タイムラインでの割り当て計測。割り当てタイムラインには、計測可能になった JavaScript メモリ割り当ての推移が表示されます。プロファイルを記録したら、時間間隔を選択して、そのプロファイル内に割り当てられたオブジェクトを確認し、記録が終了するまでに存続させます。このプロファイル タイプを使用して、メモリリークを隔離します。
- 割り当てのサンプリング。サンプリング方法を使用してメモリ割り当てを記録します。このプロファイル タイプはパフォーマンスのオーバーヘッドが最小限で、長時間実行オペレーションに使用できます。JavaScript 実行スタックごとに分類された割り当ての適切な近似値が得られます。
これらの各プロファイルを実行する JavaScript VM インスタンスを選択できます。
詳しくは、次をご覧ください。
メモリパネルを開く
[メモリ] パネルを開くには:
- DevTools を開きます。
- 次のキーを押して、コマンド メニューを開きます。
- macOS: Command+Shift+P
- Windows、Linux、ChromeOS: Ctrl+Shift+P
- 「
memory
」と入力し、[メモリを表示] を選択して、Enter キーを押します。DevTools ウィンドウの上部に [Memory] パネルが表示されます。
または、次の方法で [メモリ] パネルを開くこともできます。
- 上部のアクションバーで、double_arrow その他のパネルをクリックし、プルダウン リストから [メモリ] を選択します。
- 右上にある more_vert [その他のオプション] > [その他のツール] > [メモリ] を選択します。